ナンガ(NANGA)のダウンには「WHITE LABEL」という最高級ラインがあります。
この「ナンガ ホワイトレーベル」は、ナンガとMOONLOID(ムーンロイド)が共同で企画・開発したハイスペックな別注モデル。
価格は、ナンガ定番「オーロラテックス ダウン ジャケット」が約49,500円に対し、「ナンガホワイトレーベルタイプ1」は約137,000円とかなりの差があります。
ホワイトレーベルの違いは4つ。
- ダウンの品質が違う
- ダウン量と割合が違う
- 素材が違う
- デザインが違う
この記事では、ナンガ ホワイトレーベルの価格差の理由と、究極のスペックを徹底的に解説します。
ホワイトレーベル全8種類の特徴や違いもまとめていますので参考にしてください。
▼シンプルでスッキリしたデザイン。人気のtype1
ナンガ ホワイトレーベルと通常ラインの決定的な違い4つ
ナンガ ホワイトレーベルが高価格なのは、品質やデザインが通常ラインをはるかに凌駕しているから。詳しく紹介していきます。
違い①:ダウンの品質(940FPの衝撃)
ナンガが使用するダウン(羽毛)のほとんどは、ヨーロッパ産の良質な羽毛であり、その品質を測る基準となる**フィルパワー(FP)**が非常に高い水準にあります。

フィルパワー(FP)とは?
数値が高いほど「空気を多く含み、より軽く、より暖かい」ダウンということ。
一般的に、700以上で高品質、800以上で高品質とされます。

ナンガの定番モデル、オーロラダウンジャケットは 760FPに対し、 WHITE LABELは 940FPという極めて希少で高品質なダウンが使用されています。
しかも、ホワイトレーベルは最高質と言われるハンガリー産のダウンを使用しています。
(ナンガの通常ラインはダウンの産地明記がなく、ハンガリーではない「ヨーロッパ産」であるだろうと予測されます)
| 比較項目 | ホワイトレーベル | 通常ライン (オーロラなど) |
| フィルパワー(FP) | 940FP | 760FPがメイン |
| ダウン産地 | ハンガリー産 | 産地記載なし |
違い②:ダウン量と配合
ホワイトレーベルは、単に高FPダウンを使うだけでなく、ダウンの量を通常ラインよりも増量し、圧倒的なロフト感(ボリューム)を出すことで、保温性をさらに高めています。
また、ダウンとフェザーの配合についても違いが。
ホワイトレーベルはダウンの割合を増やし、フェザーの量が少なくなっています。

ダウン量が多いほど暖かく、毛抜けが少なくなります。
| 比較項目 | ホワイトレーベル | 通常ライン (オーロラなど) |
| ダウン量 | 通常ラインより 大幅に増量 (約200g) |
標準 (約150g) |
| 割合 | ダウン95% フェザー5% |
ダウン90% フェザー10% |
違い③:シェル素材の機能性(高透湿 vs 高防水)
外側の生地(シェル素材)も、通常ラインとは異なります。
通常ライン
-
オーロラテックス
高防水性を追求し、豪雨や雪などの悪天候での水の浸入を防ぐことに優れています。 - 生地の厚み:50デニール
- ジップ:止水ジップ
ホワイトレーベル
- オーロラテックスライト
防水性・防風性に優れつつストレッチ性も◎ - 生地の厚み:20デニール
生地の厚みが薄いことでより動きやすく、ダウンの暖かさを肌に時感じやすい。 - ジップ:より防水性の高いジップ
ホワイトレーベルは、「真冬の都市生活やアクティブな動き」を想定し、暖かさと軽さ、快適性(動きやすさ)を両立させた素材をになっています。
違い④:デザイン

デザイン面では、タウンユースを強く意識して、袖口のドローコード(留め具付きの紐)をなくし、シンプルかつスタイリッシュに作られてます。
さらに、電車や室内で暑くなったときにワキ部分にある「ピットジップ」を開ければ熱を発散し体温調節をすることも可能です。(type1)
総括:ナンガ ホワイトレーベルと通常ラインのどちらを買うべきか
通常ラインも暖かく、防水性も高い「最高のダウンジャケット」。
より暖かく動きやすく、スタイリッシュになったのが「ホワイトレーベル」。
| あなたは どちら? |
おすすめの ライン |
理由 |
| ・タウンユースで使用したい ・究極の暖かさと軽さを求める人 ・インナー薄着で過ごしたい人 ・一生モノのダウンが欲しい人 ・予算に妥協しない人 |
ナンガ ホワイト レーベル |
・940FP ・高い防水性能 ・体温調節可能 ・高い透湿性 |
| ・ダウンを数着まわしたい人 ・コスパも優先したい人。 ・雨や雪の日に強い防水性が最優先の人。 |
ナンガ 通常ライン |
760FP 高い防水性能 |
ナンガ ホワイトレーベル全8種類の特徴
ホワイトレーベル内には、用途や暖かさのレベルに応じて様々なモデルがラインナップされています。
1.最強ダウンジャケットtype1
- ダウン量:246g
- 価格:137,000円(税込)
ナンガホワイトレーベルの人気モデル。
ダウンを充填限界量ギリギリまで使用した寒冷地向けのダウンジャケットです。
左胸のステッチ部分にシークレットポケットが施されており、よりシンプルでミニマルなデザインになっています。
▼シンプルでスッキリしたデザイン。ダウン特有のモタつきもナシ。
2.最強ダウンジャケットtype2
- ダウン量:248g
- 価格:137,500円(税込)
Type1の性能をそのままに、斜めジッパーがライディング時に便利なデザイン。
丈が長いため、スーツの上からも違和感なく着られます。

▼バイクや自転車でも腰回りをカバー
3.最強ダウンジャケットtype3
- ダウン量:234g
- 価格:126,500円(税込)
Type1をベースにしたフードレス仕様で、帽子をかぶる方や車移動の多い方に適したモデルです。
▼胸のシークレットポケットもアリ
4.最強ダウンジャケットtype4(ベスト)
- ダウン量:175g
- 価格:88,000円(税込)
「最強ダウン」の性能をそのままにしたベストモデルで、スウェットやパーカーと組み合わせてもバランスよく着こなせます。
▼もちろん左胸にはシークレットポケット
5.ダウンパーカ
- ダウン量:125g
- 価格:82,500円(税込)
街中で使いやすい適度なボリューム感ながら、125gのダウン量で真冬用ダウンにも匹敵する実力を備えた人気モデルです。
▼タウンユースしやすさが魅力
6.ダウンジャケット
- ダウン量:110g
- 価格:71,500円(税込)
ナンガホワイトレーベルの中で最もミニマルなデザインのモデルで、都市部での普段使いに適したシンプルさと十分な保温性を備えています。
▼ダウンパーカーのパーカーなし
7.ダウンカーディガン
- ダウン量:52g
- 価格:46,200円(税込)
秋〜初冬はアウターとして、真冬はコートのインナーとして活躍。
ダウン量とフィルパワーはインナーダウンとしてトップクラスです。
▼使いやすさで人気のダウンカーディガン
8.スケルトンアノラック
- ダウン量:150g
- 価格:84,700円(税込)
2025年モデルの中でひときわ目立つ「スケルトンアノラック」。
その特徴は暖かさを伴った「圧倒的な軽さ」です。 ま
るで羽毛そのものを纏っているかのような未体験の着心地は、NANGA WHITE LABELの中でも随一といえる存在。
▼カラーはホワイトのみ
【徹底比較】ナンガ ホワイトレーベル主要モデルの違いと選び方
主要なモデルの違いを解説します。
暖かさの頂点を目指すモデル:Type 1, 2, 3 の違い
| モデル名 | ダウン量 | デザイン/シルエット | 主な用途 |
| Type 1 | 246g | シンプルでミニマム | タウンユース&アウトドア シンプルでビジネス使用も◎ |
| Type 2 | 248g | 斜めジッパー 後ろ着丈が長め |
タウンユース&アウトドア 自転車やバイクに◎ |
| Type 3 | 234g | フードレス | タウンユース&アウトドア 帽子、車移動◎ |
汎用性の高いアウターモデル
| モデル名 | 特徴的なディテール | 用途・メリット |
| ダウン パーカ |
ダウン量125g。 フード付きのライトアウター |
ライトアウターながら、一般的な 真冬用ダウンに匹敵する暖かさ |
| ダウン ジャケット |
ダウン量110g。 ダウンパーカーのフードレス |
普段使いしやすいダウン 帽子や車使用時に◎ |
レイヤリングの主役とインナーモデル
| モデル名 | 特徴的なディテール | 用途・メリット |
| ダウンカーディガン | ダウン52g。 薄手で使用しやすい カーディガンタイプ |
秋口のアウター、真冬のインナーダウンとして活躍。 高い品質を最も手軽に体感できる。 |
| スケルトンアノラック | ダウン150g。 超軽量、スケルトンデザイン |
注目のデザイン。軽量性に優れたモデル |
| type4 ベスト |
ダウン175g。 ベストタイプ |
腕周りが自由になるため、アクティブなシーンに最適。 |
まとめ:ホワイトレーベルは実際「買い」なのか
ンガ ホワイトレーベルは、通常ラインの信頼できる品質(MADE IN JAPAN、修理・クリーニングなど)をベースに、「ダウンの最高峰」と「都市生活での快適性」を融合させた究極のダウンです。
軽微な破損などは修理対応もしてくれ(有償・一部できない場合もあり)、なんと自宅の洗濯機で洗濯も可能。
日常的なケアができるから長く使える1着になります。
最終的な判断基準
| あなたはどちら? | おすすめの ライン |
理由 |
| ・タウンユースで使用したい ・究極の暖かさと軽さを求める人 ・インナー薄着で過ごしたい人 ・一生モノのダウンが欲しい人 ・予算に妥協しない人 |
ナンガ ホワイト レーベル |
・940FP ・高い防水性能 ・体温調節可能 ・高い透湿性 |
| ・ダウンを数着まわしたい人 ・コスパも優先したい人。 ・雨や雪の日に強い防水性が最優先の人。 |
ナンガ 通常ライン |
760FP 高い防水性能 |
ホワイトレーベルは、ダウンの「究極の性能」を求めるナンガファン、そして真冬のファッション性と機能性のどちらも妥協したくない人のための特別なコレクションと言えます。
▼一番人気はタイプ1









